法人口座開設の方法まとめ！必要書類や金融機関の選び方を解説

そんなとき、まず最初にやるべきなのが「法人口座の開設」です。

と、後からいろいろ面倒なことになりがちです。

とはいえ、「どの銀行がいいの？」「必要書類って何？」「設立したばかりでも口座作れるの？」

こんな不安や疑問があるのも正直なところですよね。

そこで今回は、

など、初めてでも安心して進められる情報をギュッとまとめてお届けします。

この記事を読めば、迷うことなく、法人口座をスッと開設できるようになりますよ！

まずは最初の一歩、一緒に踏み出しましょう！

そもそも法人口座とは？なぜ必要なのか

「え、わざわざ法人口座って作らないとダメなの？」って思う人、実はけっこう多いんです。

でも結論から言うと、法人でビジネスをするなら専用の銀行口座（＝法人口座）は必須！

個人口座との違いって？

個人口座は、あくまで「個人」のお金の出入りを管理するためのもの。

一方、法人口座は「会社」名義の口座で、事業用の売上や経費などのお金のやりとりに使います。

よくありがちなのが、個人口座でビジネスのお金もまとめちゃうパターン。

これ、あとで税務処理がぐちゃぐちゃになりますし、税務署からの印象もNG。

法人口座がないとどうなる？

たとえば、こんなことが起きます！

• 「請求書に書く振込先が個人名」→ 取引先に不安を与える
• 「売上とプライベートの支出が混ざる」→ 経費がどれかわからなくなる
• 「確定申告で慌てる」→ 最悪、税金を多く払ってしまうことも…

ビジネスにとって信用は超重要。

「この会社、ちゃんとしてるな」と思ってもらえる一歩が法人口座なんです。

税務・会計処理でも超便利

法人口座を持つことで

• 売上と経費の管理がラクになる
• 会計ソフトとも連携しやすい
• 税理士さんとのやりとりもスムーズに

と、事務作業の効率がグンと上がります。

法人口座＝会社の信用力の証

取引先やクライアントにとって、法人口座を持っている＝しっかりとした会社という印象になります。

とくに法人同士の取引では、「個人口座はちょっと…」と断られるケースも。

だからこそ、ビジネスを始めたら早めに法人口座を作るのが◎なんです。

法人口座開設に必要な書類一覧

「口座開設って、何が必要なの？」と不安な方も多いですよね。

実は、法人口座を作るにはけっこう“しっかりした書類”が求められます。

でも安心してください。ここで必要な書類をぜんぶリストアップしたので、これをチェックすれば準備OKです！

銀行共通でほぼマストな書類たち

1. 履歴事項全部証明書（登記簿謄本）
   　→ 法務局で発行される書類で、会社の「正式なプロフィール」みたいなもの。
   　　※発行から3か月以内のものが必要な場合が多いです！
2. 会社の印鑑証明書
   　→ 登記されている法人印（いわゆる「会社のハンコ」）の証明書。
   　　こちらも発行から3か月以内のものがほとんど。
3. 代表者の本人確認書類
   　→ 運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど。
   　　※裏面の住所までしっかり写っているか、チェックされます！
4. 会社の定款（ていかん）
   　→ 「うちの会社はこんな事業をやりますよ」っていうルールブック。
   　　設立時に作ったPDFでもOKです。
5. 事業内容がわかる資料
   　→ これ、地味に重要です！
   　　例えば、
   　　・自社HP（URLでもOK）
   　　・会社のチラシやパンフレット
   　　・実際の契約書や請求書（取引実績の証明）

　　「ちゃんと事業やってますよ！」っていう証拠になるので、用意しておきましょう。

銀行によっては追加資料を求められることも…

たとえば、以下のようなものを追加で求められるケースもあります！

• 事業計画書
• オフィスの賃貸契約書（バーチャルオフィス対策）
• 売上の見込みがわかる資料
• 他の役員の本人確認書類

とくに設立して間もない法人（1年未満）や、ネットビジネス系の業種は慎重に審査されることが多いので、できるだけ多くの「事業の実態がわかる資料」を準備しておくのが吉！

書類の提出方法も銀行によって違う

• オンライン提出OKの銀行（GMOあおぞら、住信SBIなど）：PDFや写真でアップロード
• 窓口提出が必要な銀行（メガバンクなど）：原本やコピーを持参

→ どちらにしても「不備があると審査がストップ」するので、事前にチェックリストを作って確認しながら進めるのが安心です！

口座開設の流れと手続きのステップ

「何から始めたらいいの？」と迷っている方も、これを読めばスッキリ！

法人口座の開設って、一見むずかしそうですが、実際の流れはけっこうシンプルです。

ここでは、初めての人でも安心して進められるように、5ステップでわかりやすく解説します！

STEP1｜どの銀行で開設するか決める

まずはここから。銀行選びは、スピード・使いやすさ・審査の通りやすさなどを基準に選びましょう。

▼たとえば…

• とにかく早く開設したい → ネット銀行（GMOあおぞら・住信SBIなど）
• 信用重視で取引先との信頼度UPを狙いたい → メガバンク（三井住友・みずほなど）

目的や業種によって、向き・不向きがあるので、あなたのビジネススタイルに合った銀行を選ぶのがコツです！

STEP2｜必要書類をしっかりそろえる

銀行が決まったら、次は書類集め！ここをサボると後で「不備で差し戻し…」なんてことも。

前のセクションで紹介したチェックリストを参考に

をできるだけ多めに＆丁寧に用意しましょう。

STEP3｜銀行に申し込み（ネット or 店舗）

書類がそろったら、いよいよ申し込み！

STEP4｜審査・確認（1週間～数週間）

申し込み後は、銀行側での審査に入ります。法人の実態や事業内容、代表者の信用情報などをじっくり確認されます。

銀行の種類	審査期間（※目安）
ネット銀行	早ければ3日〜1週間
店舗型銀行	2週間〜1か月かかることも

※審査が進まないケースの多くは「書類不備」か「事業の説明が不十分」です。 この段階で追加資料の提出を求められることもあるので、対応はスピーディーに！

STEP5｜通知が届いて、口座開設完了！

審査に通過すると、登録した住所に「口座開設完了通知」や「キャッシュカード」が届きます。

ログインIDやパスワードの案内も同封されているので、確認したらすぐに使えます！

【補足】ネット銀行と店舗型銀行のちがい

項目	ネット銀行	店舗型銀行
開設スピード	◎ 早い（最短即日）	△ 時間がかかる
手続き	すべてオンライン	窓口で対面対応
審査基準	比較的ゆるめ	やや厳しめ
信用力	△（取引先によって評価が分かれる）	◎（信頼感がある）

とにかくスピード重視ならネット銀行、取引先や融資を見据えるなら店舗型銀行、という選び方がおすすめです！

金融機関の選び方｜法人口座に強い銀行とは？

「銀行なんてどこも一緒じゃないの？」と思ったあなた、実は、選ぶ銀行によって審査の難易度もスピードも、全然ちがいます！

ここでは、法人口座を開設するうえで“強い”銀行の選び方をわかりやすくまとめました！

審査が厳しい vs 通りやすい銀行

銀行によって、審査の通りやすさにはかなり差があります。

• 審査が厳しめ（ハードモード）
  → メガバンク（三井住友・三菱UFJ・みずほなど）
  → 地方銀行（特に法人営業を強化していないところ）
  ※しっかりしたオフィス、実績ある事業、信用力が求められることも。

• 比較的通りやすい（やさしめ）
  → ネット銀行（GMOあおぞらネット銀行、住信SBIネット銀行など）
  → 一部の信用金庫・信用組合
  ※スタートアップや個人事業からの法人化でも柔軟な対応あり。

ポイントは、あなたの事業ステージや信用度に合わせて銀行を選ぶこと。

いきなりメガバンクに突撃して落ち込むより、最初は通りやすいネット銀行から始めるのが現実的です。

スピード重視なら「ネット銀行」

とにかく「早く口座がほしい！」という方には、ネット銀行が断然おすすめ。

代表的なネット銀行は以下の通り

銀行名	特徴
GMOあおぞらネット銀行	UIが見やすく手数料も安い。法人口座でもネット完結。
住信SBIネット銀行	振込手数料が格安。融資商品も多く、成長後も使いやすい。
楽天銀行	振込手数料はやや高めだが、楽天経済圏との連携が強み。

信頼感や地元密着を重視するなら「地銀・信金」

「地元企業との取引が多い」
「将来的に融資も考えている」

という方には、地方銀行や信用金庫がおすすめ。

※ただし、ネット銀行よりは審査に時間がかかる傾向があります。

銀行選びのその他の比較ポイント

審査やスピードだけでなく、以下の点もチェックしておくと失敗しません！

比較項目	チェックポイント
手数料	振込手数料・ATM手数料・口座維持費の有無
ATM対応	どこのATMが使えるか（コンビニ／ゆうちょ／都市銀行など）
入出金のしやすさ	現金を扱う業種は、近くに店舗やATMがあると便利
ネットバンキングの使いやすさ	スマホアプリ・UI・複数口座管理などの機能面
将来性	法人カードや融資、ビジネスサポートの有無

まずは「通りやすく」「使いやすい」銀行から！

初めての法人口座は、「通りやすさ」と「実用性」で選ぶのが成功のカギ。

• スピード命！→ ネット銀行からスタート
• 信頼重視！→ 地銀・信金でしっかり構築
• 将来の拡張性も見据えて、比較・検討を忘れずに！

次のセクションでは、いよいよ「審査で見られるポイント」について解説します！

口座開設におすすめの銀行3選

そんなあなたのために、審査通過率・使いやすさ・コスパの3拍子そろった

おすすめのネット銀行を厳選しました！

GMOあおぞらネット銀行

◆GMOあおぞらネット銀行の基本情報

月額口座維持手数料	無料（条件なしで口座維持手数料が発生しません）
振込手数料	・同行（本支店／同一店）宛：無料 ・他行宛：一律143円（税込）／件 ・設立１年未満の法人は他行宛て振込20件まで無料
ネットバンキング機能	・残高照会、入出金明細照会、振込予約・一括振込データ取込 ・CSV出力、振込承認フローの設定（複数段階可） ・Pay-easy（税金・社会保険料の口座振替）対応
API連携	・freee入出金管理との標準連携（他行含む複数口座の入出金を一括管理） ・外部会計ソフト連携API提供（詳細は要問い合わせ）
スマホアプリ	・専用「法人用取引アプリ」提供 ・入出金明細照会、振込、スマホATM利用、Pay-easy対応 ・デビット後払いオプション切替、生体認証ログイン対応
資金調達サポート	・融資枠型ビジネスローン「あんしんワイド」など法人向けローン商品あり ・国庫金受取（年金受取）対応 ・手形割引や保証枠サービスも相談可能

住信SBIネット銀行

◆住信SBIネット銀行の基本情報

月額口座維持手数料	・月額基本料：0円（口座維持手数料・インターネットバンキング利用料ともに無料）
振込手数料	・同行（住信SBI宛）振込：0円 ・他行宛振込：145円（税込）／件 ・振込優遇プログラムで他行宛最安130円（税込）まで優遇
ネットバンキング機能	・残高・入出金明細照会、振込予約、CSVダウンロード ・振込優遇プログラム設定（振込回数に応じ自動適用） ・口座開設～利用すべてオンライン完結
API連携	・残高・入出金明細参照API開始・振込情報作成API開始・資金移動API開始
スマホアプリ	・専用「法人口座アプリ」提供（iOS/Android） ・口座開設、残高照会、振込、ATM入出金までアプリ完結 ・生体認証ログイン対応
資金調達サポート	・「事業性融資 dayta」：決算書不要で借入条件を口座利用実績から自動案内 ・税理士・会計士紹介による資金調達支援サービス

PayPay銀行（旧ジャパンネット銀行）

◆PayPay銀行の基本情報

月額口座維持手数料	無料（口座維持手数料・インターネットバンキング利用料ともに0円）
振込手数料	・同行宛（同一店／本支店）：55円／件（月5回まで無料） ・他行宛：160円／件（月5回まで無料）
ネットバンキング機能	・残高・入出金明細照会、振込予約、CSVダウンロード ・WEB総振（総合振込）による一括振込・BA-PLUS（無料）で最大20口座 ・20IDまで複数口座・担当者管理が可能
API連携	・freeeなど会計クラウドとの「PayPay銀行（API）」同期対応（明細取得・自動仕訳） ・振込データ連携APIも提供
スマホアプリ	・スマホブラウザで開設～取引まで完結 ・生体認証ログイン対応、入出金明細・振込操作に対応
資金調達サポート	・法人向けビジネスローン：金利1.8～13.8％、限度額最大1,000万円、決算書不要でWeb完結 ・自動融資機能（Visaデビット利用時に残高不足を自動で借入）

迷ったら、まずはこの3つからスタート！

「ネット銀行ってなんだか難しそう…」という方もご安心を。

今回紹介した銀行は、どれもスマホとパソコンで完結OKなので、手間なくスムーズにスタートできます！

最初の一歩を踏み出したいあなたに、この3行は安心・実績・スピードのバランスが最高の選択肢です。

口座開設の申込みは無料なので、まずは気になったところからチェックしてみてくださいね！

よくある質問（FAQ）

法人口座を開設しようと思っても、「これって大丈夫？」「自分も申請できるの？」と不安になりますよね。

ここでは、よくある疑問をQ&A形式でスッキリ解決していきます！

バーチャルオフィスでも法人口座を開設できますか？

正直、難易度は高めです。

バーチャルオフィスの住所は「実態がない」とみなされやすく、銀行側の審査で落ちるケースも多いです。

設立したばかりの会社でも申し込めますか？

A. はい、設立直後でもOKです！

むしろネット銀行では、設立直後の法人の申込みがとても多いです。

ただし、審査では

• どんなビジネスをするのか（事業内容）
• 実績がまだない中で、どれだけ信用できそうか

が重視されるので、以下のような資料を用意すると通過率がアップします。

• 代表者のこれまでの実績（SNSや職歴など）
• 事業計画書やHP
• 取引先との契約書

口座開設にはどのくらい時間がかかりますか？

早ければ3〜7営業日、遅いと2〜3週間ほどです。

これは銀行や審査状況、書類の不備などによって変わります。

スピード重視なら、GMOあおぞらネット銀行やPayPay銀行など、ネット完結型の銀行を選ぶと早い傾向があります。

審査に落ちたら、もう申請できませんか？

再チャレンジできます。ただしポイントを見直すのが大事。

審査に落ちた場合でも、別の銀行に申請することは可能ですし、同じ銀行に再度申し込むことも（時間を空ければ）できます。

詳しくはコチラでご覧いただけます。

副業でも法人口座は作れますか？

はい、副業でも法人化していれば申請できます！

会社員をしながら副業で法人を立ち上げた場合でも、法人としての実態があること。

そして、きちんと申請書類を揃えれば口座開設は可能です。

まとめ：早めの準備が口座開設成功のカギ

法人口座は、会社の信用力の証であり、資金管理の土台となる超重要アイテムです。これがないと、取引先との信頼関係も築きにくいし、資金の流れもぐちゃぐちゃになりがち。

でも、実は法人口座の開設で一番大事なのは「早めの準備」なんです。

ネット銀行なら、

• 申し込みから審査までネットで完結！
• スピーディーに口座が作れる！
• 手数料も安くて使いやすい！

といいことづくめ。特に、まだ実績が少ない設立直後の会社でも通りやすいのが魅力です。

法人口座開設は、「どこで作るか」よりも「どう準備するか」が成功のカギ。

早めに必要書類をチェックし、事業の実態をしっかり見せられるように整えて、まずは通りやすいネット銀行でスタートしましょう。

さあ、これであなたも安心して法人口座開設に踏み出せます！最初の一歩をしっかり踏み出して、事業成功への土台を作りましょう！